やりがいのある仕事を探す
新規大卒者の3割が早期離脱する現象はずっと以前から変化していません。
学生の会社選択理由も1位「能力・個性が生かせる(30%強)」、2位「仕事が面白い(20%強)」は変化していない。ということは、早期離脱の理由は「能力・個性が活かせない」、「仕事が面白くない」と考えたからでしょう。次に多い 30歳前後での離脱では、「今の会社での自分の将来が見えてきた」(仕事内容、昇進、収入、人間関係)が加わるのだと思います。
モチベーションが低いまま、指示待ち社員になると、会社も本人も不幸です。
それを解消する方法は次の通りです。
会社が講じる手段
●不満発生原因である環境(人事制度・評価制度、福利厚生制度)の整備
●モチベーションマネジメントで「意識づけ」「動機づけ」の施策
キャリアビジョン作成などの階層研修をはじめ、意識づけ動機づけ研修の実施、自己申告制度、社内公募制度などの導入。
本人が講じる手段
●自分でエンプロイ・アビリティ向上の努力をする。
●転職して「やりたい仕事」を探す。
転職では、年齢に比例した専門性の深さが求められます。
新卒は将来性を、50歳台では高い専門性を求められるということです。
50歳台のスペシャリストは社外で通用する専門性を持つが社内的能力(調整能力等)は無いので、スタート時は「専門職」との割り切りが必要です。
会社が講じる手段でも「やる気」が起きないのであれば、転職や起業し
「やる気」「やりがい」を感じられる仕事に就くべきです。
生きがいを感じて「アマゾンの奥地で学校を作る」姿はとても輝いています。
「自分に合った仕事」、「やりがいを感じられる仕事」、「やる気が起こる、刺激的
な仕事、生活環境」を探すためには、「自分が何がやりたいのか」をまず探しまし
ょう。通常の生活から一歩離れて「海外旅行」をするとか、「セミナーに参加」する
ことも有効でしょう。視野を広げて自分の幸せを探すのをお勧めします。
私のお勧めは、海外旅行で、香港の九龍半島先端の街チムサチョイから香港島
のセントラル、ワンチャイ、銅鑼湾などを散策して活気を感じながら数日過ごす
のも良いと思います。